下村脩さんがノーベル化学賞受賞!おめでとうございます!
GFPは、私がやっている分子生物の世界ではもはやなくてはならないもの。
私は実験では使ったことないけど、論文ではよく目にする。
1960年代に出した論文が2008年に受賞。
ここまで「常識」になってからの受賞ってことにびっくりした。
…もうちょっと早くならないものなのかな。
ノーベル賞確実と言われながら亡くなってしまう人も少なくないらしいし
ノーベル賞一気に4人受賞で、普段は研究室にこもってる科学者にスポットが当たることがなんだかうれしい。
いま私のいる研究室の先生を見ていても思うけど、研究者って、やっぱりすごく純粋で素直な人が多いと思う。
「知りたいから、楽しいからやっている」
っていう、その気持ちのみ。
お金がほしいとか地位や名声がほしいとか思ってる人って結構少ないと思う。
むしろ、お金とか目当てにしてる人は本当の研究者にはなれないんじゃないかな。
自分が好きなことをやっている。
それだけだから、人をだましたり蹴落としたりとか、自分の気持ちを曲げたりとか、そういう歪んだものがない。
ま、そういう世界にずっといて集団の中でうまく立ち回る術を身に付けないことが一般的に「変わり者」と言われる所以かもしれないけど…。
私が研究の世界にいるのはあと半年。そのあとはふつーの会社員になる。
けど、せっかく大学院にまで進んだんだから、何かしらの形で次世代に理科の面白さを伝えたりなんかできたらいいなぁ、とか思ったりなんかして。
私が理系の生物系に進んだのも、今思うと高校のときの生物先生の授業が面白かったことが影響してるかもしれない。
教科書の中だけの生物の知識じゃない、専門的なことを教えてくれていた気がする。
刺激を受けたので久しぶりにブログを書いてみた。
こういう刺激って、大切だよね。